후리가나로 읽는 일본 고전
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しろっぽいようふく
白っぽい洋服
田中 貢太郎
田中 貢太郎의 白っぽい洋服(しろっぽいようふく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,116자 · 9화면
は書かずに持って来いと云うものですから、そのとおりにして持ってって、二回に三百円借りて、二度利あげをしたなりで、倉知さんの金だろうから、盆と暮のボーナスまで待ってもらって払おうと思ってるうちに、今朝、兄さんのお帰りになると云う手紙が来たものですから、地所のことが気になって、今晩往ってみると、あの金は××町の木村と云う地所の売買をしてる人から借りてたが、そのままにしてあったものだから、流れたって云うのです、わたしは困って、どうかならないものだろうかと云うと、今なら六百円あればどうにでもなると云うのです」
「よし、六百円か、六百円位で先祖から伝わっている地所を流すは惜しい、じゃ、これから往ってとり戻して来よう、金はある」
倉知の家は電車線路の前方になった丘の上にあった。主人は小さな銀行の重役をしていてからそこへ移って来ていたものであった。主人が歿くなったのは五六年前のことであった。
倉知夫人は務の帰ったあとで、その比よく出入している株式の仲買店にいると云う壮い男と奥の室で話していた。と、婢が来て山岡正義と云う方が見えたと云った。夫人は務から兄が帰ると云って手紙をよこしたと云うことを聞いていたので、別に不思議にも思わなかった。