후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
はくちゅうむ
白昼夢
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 白昼夢(はくちゅうむ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,690자 · 8화면
演説者は、青っぽいくすんだ色のセルに、黄色の角帯をキチンと締めた、風采のよい、見た所相当教養もありそうな四十男であった。鬘の様に綺麗に光らせた頭髪の下に、中高の薤形の青ざめた顔、細い眼、立派な口髭で隈どった真赤な脣、その脣が不作法につばきを飛ばしてバクバク動いているのだ。汗をかいた高い鼻、そして、着物の裾からは、砂埃にまみれた跣足の足が覗いていた。
「……俺はどんなに俺の女房を愛していたか」
演説は今や高調に達しているらしく見えた。男は無量の感慨を罩めてこういったまま、暫く見物達の顔から顔を見廻していたが、やがて、自問に答える様に続けた。
「殺す程愛していたのだ!」
「……悲しい哉、あの女は浮気者だった」
ドッと見物の間に笑い声が起ったので、其次の「いつ余所の男とくッつくかも知れなかった」という言葉は危く聞き洩す所だった。
「いや、もうとっくにくッついていたかも知れないのだ」
そこで又、前にもました高笑いが起った。
「俺は心配で心配で」彼はそういって歌舞伎役者の様に首を振って「商売も手につかなんだ。俺は毎晩寝床の中で女房に頼んだ。手を合せて頼んだ」笑声「どうか誓って呉れ。