후리가나로 읽는 일본 고전
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しろがねのえず
白金之絵図
泉 鏡花
泉 鏡花의 白金之絵図(しろがねのえず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 23,356자 · 47화면
」
で、白足袋に穿込んだ日和下駄、コトコトと歩行き出す。
年齢六十に余る、鼠と黒の万筋の袷に黒の三ツ紋の羽織、折目はきちんと正しいが、色のやや褪せたを着、焦茶の織ものの帯を胴ぶくれに、懐大きく、腰下りに締めた、顔は瘠せた、が、目じしの落ちない、鼻筋の通ったお爺さん。
眼鏡はありませんか。緑青色の鳶だと言う、それは聖心女子院とか称うる女学校の屋根に立った避雷針の矢の根である。
もっとも鳥居数は潜っても、世智に長けてはいそうにない。
ここに廻って来る途中、三光坂を上った処で、こう云って路を尋ねた……
「率爾ながら、ちとものを、ちとものを。」
問われたのは、ふらんねるの茶色なのに、白縮緬の兵児帯を締めた髭の有る人だから、事が手軽に行かない。――但し大きな海軍帽を仰向けに被せた二歳ぐらいの男の児を載せた乳母車を曳いて、その坂路を横押に押してニタニタと笑いながら歩行いていたから、親子の情愛は御存じであろうけれども、他人に路を訊かれて喜んで教えるような江戸児ではない。
黙然で、眉と髭と、面中の威厳を緊張せしめる。
老人もう一倍腰を屈めて、
「えい、この辺に聖人と申す学校がござりまする筈で。