후리가나로 읽는 일본 고전
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はくどうかのこうよう
白銅貨の効用
海野 十三
海野 十三의 白銅貨の効用(はくどうかのこうよう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,568자 · 3화면
シノプシス
政府が鋳造せる白銅貨の効用について徹底的に論じた一文である。これを以て白銅貨の文化的価値を明かにしたものという可く、随って考現学の資料ともなるものである。
序論
ここに十銭の白銅貨がある。この効用は如何? と尋ぬれば、
「十銭の品物を買うことができる。」
或いは
「十銭の持つ財的エネルギーとして、他のエネルギーに変換出来る。」
などというであろうが、それは忠実なる造幣局のお役人と同じ考えに等しく、全くもって十銭白銅貨の極く一部の効用を指したものに過ぎない。十銭白銅貨なんて、そんなツマンナイ物品ではないのである。
以下その効用について論旨を拡げたい。
分銅としての効用
十銭白銅貨は物体であるが故に重量をもつ。そして硬い物質で出来あがっているから、相当乱暴に取扱っても壊れたり擦り減ったりすることがない。そこに目をつけて分銅代りに用いる。十銭白銅貨の重量はザッと一匁である。これは記憶するのにまことに便利だ。随って、杉箸の中央に糸をつけてこれを指でもち、そのところより両方へ等距離の箇所を選び、糸を下げる。一つにはこの十銭白銅貨四個を釣り、他の糸にはアルミ製の物干挟みのようなものをつけ、これに封書をくわえさせる。