후리가나로 읽는 일본 고전
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しらがこぞう
白髪小僧
杉山 萠円
杉山 萠円의 白髪小僧(しらがこぞう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 98,770자 · 194화면
青眼先生も最早手の附けようもなく、紅矢の死骸を見詰めたまま、呆然と突立っていました。そうして独り言のように――
「身体が鉄になる
身体が鉄になる。
見た事もない。
聞いた事もない。
悪魔の為業か。
鬼の悪戯か。
不思議。不思議。驚いた驚いた」
と云っておりました。
その中に東の空はほのぼのと明け渡って、向うの庭の枯れ木立の間から眩しい旭の光りが、この室の中へ一パイに映し込みました。そうして大理石のように血の気が無くなったまま立ち竦んでいる三人の顔をサッと照しました。けれども三人は瞬一つ為ず、身動き一つ出来ず、只黒光りする鉄の死骸の、虚空を掴んだ恐ろしい姿を、穴の明く程見つめて立っていました。
するとはるか向うの丘の上に在る王宮の中から、美しい音楽の響が、身を切るような霜風に連れて吹き込んで来ました。それは今日宮中でこの国から選り抜いた、美しい賢い少女のお目見得をするという、世にも珍らしい儀式が初まるその前知らせでした。
その時、二人の女中が来て室の入口で叮嚀に頭を下げました。その一人は静かな低い声で――
「濃紅姫のお支度が済みました。只今食堂で御待ちかねで御座います」