일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ひゃくしょうやのすけのはなし

百姓弥之助の話

中里 介山

中里 介山의 百姓弥之助の話(ひゃくしょうやのすけのはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 51,621자 · 99화면

아오조라 문고

は有ゆる方面の力によって達成されたには相違ないけれども、人物が、少くともあの場合この二人の立役者が人命を救い国の運命を救った、エライ人物が出ると云うことは或意味では国の不祥と云えるかも知れない、然し人物が無い為に国を誤るの不祥はそれより以上の不幸と云わなければならない。ドイツにヒットラーが出たりイタリーにムッソリーニが出たりして乱れた国家を統制しこれを活躍せしむる外観はすばらしいが、ああ云う人物を生み、ああまでしなければ立ち行かなくしたヨーロッパ大戦以来の惨憺たる不幸を見れば、いたずらに英雄待望ばかりをして居られない、今の日本に西郷隆盛が居ない、支那に勝海舟が居ない――と云う事が二つの国民の為に幸か不幸か。

と云う様な事を弥之助は老人と共に語りあった、弥之助だけがそう云う考えを説いて聞かせたのではない、この老人も立派に弥之助とバツを合せるだけの見識を持って居た。

老人は品川で山の手線に乗り替えて新宿の方へ別れた、弥之助は東京駅まで乗った。

八

それから植民地に帰って数日して弥之助はまた東京へ出かけて来た。

それは午後の四時頃であった、中央線の電車は満員鮨詰であってその大部分は学生であった。