후리가나로 읽는 일본 고전
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ひゃくしょうやのすけのはなし
百姓弥之助の話
中里 介山
中里 介山의 百姓弥之助の話(ひゃくしょうやのすけのはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 51,621자 · 99화면
落さないと云うしぼり方になって居る。それからそのあたりの水田も弥之助が子供の時代とは打って変って劃一の耕地整理が出来上って居る。以前はこの水田が甚だ不器用な区分で、田圃としての面白味を充分に持ち、その間を流れる田川の如きも芹やその他の水草が青々として滾々と水の湧き口などが幾つも臍のような面白い窪みをもくもくと湧き上げたものだが、今はそんな趣きはすっかり無くなってきちんとした掘割になってしまった。斯様な耕地整理によって年々若干石の収穫は増したであろうが、どんな造庭師にも出来ない田圃の面白味はすっかり無くなってしまった。上水の水道沿岸に於てもやっぱりその事は云える、江戸以来の玉川上水、日本第一の水道であったところのこの玉川上水は弥之助の少年時代は両岸から昼猶暗いところの樹木がかぶさって居たり、危うげな橋が渡されて居たり、掘割ではありながら自然その水路も底の見え透らない深さをもつところもあったり、なだらかな瀬となって流れるところもあったり、そうしてそれ等のものすごい淵には幾つかの伝説が附着して居り、或は河童が棲んで居るとか、小豆洗婆あが出るとか、こんが引き込むとか云う云いつたえがそのままで受入られ、昼間通る弥之助の子供心をもおびえしめたものだが、今はそれがすっかり底を浚われて、深さもどこまでも平均され、両岸は