후리가나로 읽는 일본 고전
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もうもくものがたり
盲目物語
谷崎 潤一郎
谷崎 潤一郎의 盲目物語(もうもくものがたり)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 75,341자 · 148화면
と仰っしゃって、それからまた仰っしゃいますのに、
「でもおおぜいのけらいの中には不こゝろえなものもいました。たしか遠藤喜右衛門尉という者だったか、あのときわたしたちが小谷へかえると、あとから馬でおいかけて来て、こよい織田どのはかしわばらで御一宿なされます、よいついでゞござりますから討ち果たしておしまいなされませと、わたしには内證で、そっと殿さまにみゝうちをしたことがありました。おろかなことをいう奴だととのさまはお笑いなされて、おとりあげにはならなかったけれど」
と、そんなおはなしがござりました。
そのみぎり、長政公はすりはり峠までお送りなされ、そこでお別れになりまして、えんどう喜えもんのじょう、あさい縫殿助、なかじま九郎次郎の三人をもって、柏原までのぶなが公のお供をおさせなされたよしにござります。おだどのはかしわばらへおつきになりますと、常菩提院のおんやどへお入りなされ、こゝはながまさの領分だからすこしも心配はないと仰っしゃって、御馬廻りのさむらいたちを町かたへおあずけになり、お近習の小姓しゅうと当番役のものだけをおそばへお置きなされました。