후리가나로 읽는 일본 고전
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せきゆのみやこバクーへ
石油の都バクーへ
宮本 百合子
宮本 百合子의 石油の都バクーへ(せきゆのみやこバクーへ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,004자 · 16화면
「白石油のこれ位純粋なのは珍しいです。今われわれは、殆どこれと同質のところを四つ試掘中です」
と云った。
バクーの油田は領域の広さ、量の豊富さばかりでなく、湧出する原油の質が多様な点でも、優れているのだそうである。
五
小道を下って、本通りに待っている自動車に乗り、蹄形に来た道と油田をかこんで平行しているコンクリート道路を暫く行った。その道は矢張り真直で人気なく、左右は古びた板塀とその中に突立っている無数の汲出櫓ばかりである。風は海坊主の柱のような黒い間を吹き荒れた。風にもめげず四十幾つかの汲出機が一つのモーターで規則正しく動いているのが自動車の上からも見える。――
自動車が一つの角を曲って、急にさっぱりした住宅区域に入った時、自分は思わず頬が温い空気にふれたように感じた。
自動車の通る道路をはさんで両側に低い木柵を結った二階建の住宅が、同じ形で四五十軒並んでいる。小鳥の籠ゼラニュームの鉢などが出ている窓もある。そういう小住宅が五側ばかりで、清潔な町をかたちづくっているのであった。
一つの扉の前で自動車を停め、技師は自分たちをも車からおろし、