후리가나로 읽는 일본 고전
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さきゅう
砂丘
宮本 百合子
宮本 百合子의 砂丘(さきゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,141자 · 7화면
それから後も、その人が変ったようになってからも度々あったが別にそれほどいやな、毛虫にさわるような心持にはならなかった。それが今日、今、たった今、あの女のかおを見ると、あのだらけた皮膚の色と、いくじなさそうな様子とが毛虫よりいやに思われて来た、そうし敵でも見るように、そのかおの筋肉の一寸した動揺でも見のがしてなるものかと云うようにそのかおを見つめて居た、心の中では又ささやいて居る。
いくら私をどう思ってたからと云ってああまで馬鹿にうすのろになるはずはない、却って自分がどうか思ってりゃあ、よけいに気位の高いつんとした様子をして居るものだ、それがあの女は一年も半年も立たないうちに馬鹿になりうすのろになってしまった。かざって居たのだ、
だまして居たのだ、こっちがはかられたのだ!
はげしい馬鹿馬鹿しさの心と、不平の心が心の中をはしりまわって居る、いっその事ここにかくれて居て彼の女の様子を見て居ても見ようか。私はいつまで立っても来ない、あきてさぞあくびをする事だろう、いよいよ私の来ないと知った時はきっとのそのそと足をはこんで外の男のところへ遊に行くにきまって居るんだ。