일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さばくのまちとサフランしゅ

砂漠の町とサフラン酒

小川 未明

小川 未明의 砂漠の町とサフラン酒(さばくのまちとサフランしゅ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,790자 · 8화면

아오조라 문고

女は、それから、まもなく死んでしまったのです。彼女の体は、異郷の土の中に葬られてしまいましたが、その年のサフラン酒は、いままでになかったほど、いい味で、そして、美しい紅みを帯びていました。

いい酒ができたときは、その酒を種子として造ると、いつまでも、その酒のようにできると、いい伝えられています。この町の人は、その酒の種子を絶やしてはならないといって、珍しく、いい色に、いい味に、できた酒をびんにいれて、地の下の穴倉の中に、しまってしまいました。

この町のサフラン酒は、ますます特色のあるものとなりました。女は、とうの昔に死んでしまったけれど、その血の色を帯びて醸される酒は、幾百年の後までも、残っていました。そして、その魔力をあらわしていました。

砂漠の中の町……赤い町のサフランの赤い酒……それは、いったい、どうした魔力をもっているのでしょうか?

*   *   *   *   *

砂漠の中の赤い町は、不思議に富んでいました。それは、人間の生き血を吸うからだといわれていました。また、その町は、魔女の住む町だといわれていました。美しい女が、たくさんいるからです。