후리가나로 읽는 일본 고전
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かみサマをうんだひとびと
神サマを生んだ人々
坂口 安吾의 神サマを生んだ人々(かみサマをうんだひとびと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,108자 · 27화면
二号の客引き
大巻博士が途方にくれながら温泉都市の海岸通りを歩いていると、ポンと背中をたたいた者がある。
「大巻先生じゃありませんか」
振向いてみると、五十がらみの宗匠然とした渋いミナリの人物。見たような顔だ。
「どなたでしたかな?」
「芝の安福軒ですよ。それ、戦前まで先生の三軒向う隣りの万国料理安福軒。思いだしたでしょう。終戦後はこの温泉場でその名も同じ安福軒をやっております」
「すると、君はこの温泉の住人ですか」
「そうですとも。当温泉の新名物、万国料理安福軒」
「ありがたい!」
大巻先生が感きわまって叫んだから、安福軒は呆れ顔、まさかこの先生二三日食う物も食わずにいるわけではあるまいがと考えた。
「当温泉はアベックの好適地、また心中の名所ですが、まさか先生、生き残りの片割れではありますまいな」
「ヤ。そう見えるのも無理がない。実は当温泉居住の文士川野水太郎君を訪ねてきたのだが、あいにく同君夫妻は旅行中。このまま帰るのも残念だから久々に一夜温泉につかってノンビリしようと志したところが、今日は土曜日で全市に空室が一ツもないという返事じゃないか」
「なるほど。