일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんぴこんちゅうかん

神秘昆虫館

国枝 史郎

国枝 史郎의 神秘昆虫館(しんぴこんちゅうかん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 105,803자 · 213화면

아오조라 문고

「まず植え込みへ隠れよう」こう云ったのは弁天松代。

「合点」と六人は頷いた。

で七人が潜行し、素早く植え込みへ身を隠した時、ザ――ッ、ザ――ッとさっきから、響を立てていた滝の音が近増さったのか、高く聞こえ、何んとなく凄く感じられたが、その滝の鳴る方角から、肩に月光を浴びながら、一人の武士が小走って来た。右手の建物へ行くのらしい。

それと見て取った弁天松代は「オイ」とまたもや囁いた。「侍が一人やって来る。館の住人の一人だろう。二、三人同時に飛び出して行き、有無を云わせず引っ捕え、ここへしょびいて来るがいい。桔梗様の居場所を聞いてやろう。が、いいかい間違っても、音を上げさせちゃアいけないぜ」

「おっとよい来た」と答えたのは、小頭の蛭子三郎次である。

「それじゃア俺らも手を貸そう」こう云ったのは大黒の次郎。

「面白いの、俺も行く」こう云ったのは布袋の市若で、前髪立ちの美男子だ。

三十八

それとも感付かぬその侍は、植え込みの前を行き過ぎた。

とたんに飛び出した布袋の市若は、敏捷さながら猟犬のように、背後からパッと飛び付いた。同時に左腕を鈎に曲げ、侍の首へ捲き付けたのは、声を上げさせないためなのだろう。