일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

まつりのよる

祭りの夜

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 祭りの夜(まつりのよる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 9,781자 · 20화면

아오조라 문고

「傾国の美人てのも、いるそうですね。」

「傾国の美人……。」

繰り返して、杯を挙げるより外はない。ぐっと飲み干すと、それに誘われたように、遠い太鼓の音が耳に伝わってくる。屋台の踊りなどまだ続けられているらしい。

三月とはいえ、まだ大気は冷々しているのに、町では祭礼なのだ。神社のお祭りでもあり、復興のお祭りでもあり、敗戦のお祭りでもあるらしい。軒に提灯を出してる家はちらりほらりだが、桃や藤の造花は殆んど軒並にさげられている。神社の裏庭には、小さなサーカスの一団がジンタの囃を響かせており、大通りには、樽御輿がかつぎまわされ、お稚児姿の子供達がその後に続く。四辻や広場には、高い屋台が組み立てられて、演芸会が催され、音頭踊りがなされる。然しその全体の雰囲気はへんにちぐはぐで、気勢が揚がらず、裏町が目立って淋しい。橋のたもとで、浮浪児めいた子供が四五人、飴をしゃぶりながらメンコを闘わせているのを、赤い鉢巻をした祭礼着の子供達が、指をくわえて眺めていた。夕陽の流れてる上空には鳶がたくさん舞っていた。――私は町を少しぶらついて、それからカストリをひっかけて、家に帰り、※に焼酎でがまんしながら、毛布の中に寝そべって書物を読んだ。