후리가나로 읽는 일본 고전
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しほんたいへいき
私本太平記(七)
吉川 英治
吉川 英治의 私本太平記(七)(しほんたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 330,262자 · 662화면
「直義、妙源はいるか、引田妙源は」
「ついに見えませぬ」
「師直は」
「師直、師泰の兄弟も」
「いないか」
「ほかの道へ落ちたものとみえまする」
「道誉はどうした?」
「神楽ヶ岡の合戦までは見えましたが、さて、這奴のこと、いかがあろうかわかりません」
「では、近江路かの」
「おそらくは、道誉もまた、味方の敗北と共に、二引両の間を墨で塗りつぶした旗をかつぎ廻った組の一人ではありますまいか」
そこへ宮司が見えた。尊氏は宮司のあいさつをうけたのち、さっそく兵たちに食わせる炊出しの手当を依頼したので、ここまで共に落ちてきた人員を点呼させてみると将士あわせてわずか二百余人にすぎなかった。
ほどなく土地の内藤三郎兵衛道勝も来て大釜で粥を煮、兵の飢えはしのがれたが、尊氏はなお、腰糧三百人分を道勝の手に託して、
「こよいは休み、ここは、明朝立つ」
と、ふれさせた。
あくる朝、ここを立つさい、彼は篠村八幡宮へ佐伯ノ荘の一部を寄進して、所願成就の祈りをこめた。そのとき今川範国が、
「ご先祖義家公にも、奥州征伐のみぎりには、ただ七騎とならせ給うた例があります。はじめの負けは御当家の佳例かと覚えまする」