후리가나로 읽는 일본 고전
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しほんたいへいき
私本太平記(七)
吉川 英治
吉川 英治의 私本太平記(七)(しほんたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 330,262자 · 662화면
うと、その法橋どのは、かたく申しておりまいてござりまする。……そして、頼みと思われる家々は」
と、指を折った。
日高南部ノ荘の小山党、または愛州党。
潮崎の潮崎党。
神宮領の湯川、色川党。
なお、鵜殿党、何郷の党と、十指にあまる熊野武族の名が、かぞえられた。
もし、それだけの党の舟軍でも相違なく御味方に参じてくれるものならば――と、正成は祈りにも似る一縷の希望をそれにかけずにはいられない。けれど弥四郎、助家らがいうていどの約言に、あまりな期待をもちすぎるのは兵略として、すこぶるあぶないことでもある。努めて抑止していなければ大蹉跌を見まいものでもない。もとより正成は、うなずき、またうなずき、胸におさめていただけだった。
「まずは、なすべきこともなし、正成のこころもきまった。疲れたであろ。備前、ほか二人もやすむがいい」
「せっかくな御使命も、ご期待ほどにはまいりませいで」
「いや、満足満足」
「では御出陣も」
「あすのうちか。ともあれ、こよいは充分に寝ておけよ」
その三名が立つと、正成はすぐ、弟の正季、義兄の季綱、ほか安間、和田、橋本、神宮寺などの一族中のおもな者七、八名を赤坂城へよびにやった。