일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しほんたいへいき

私本太平記(四)

吉川 英治

吉川 英治의 私本太平記(四)(しほんたいへいき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 229,324자 · 458화면

아오조라 문고

どうしてもしかるべき白拍子の家でもあるか、さもなくば仮粧坂や小磯大磯あたりには多い茶屋といった屋構えだった。

「? ……。師直、ここは」

「よう御存知でございましょうがの」

「いや知らん」

「ま。ずっとお通りを」

師直は、濡れ光った玄関からおくへむかって、手を打ち叩きながら大声で言っていた。

「白龍、白龍、なにしておる。はやこれへおわたりだわ。お出迎えいたさんか」

と聞いて、道誉は驚いた。白龍とは、柳営へもしばしば呼ばれてくる鎌倉でも一流の白拍子なのである。

白龍はおくから走り出てくるなり、人前がなければ抱きつきもしそうな媚を道誉の前に誇張して、

「まあ、ようこそ。こんな伏屋へ勿体ない」

とばかり、出迎えながら、一方では下屋の妓部屋へ向い、

「みんな何しているの。しようがないわね、お眉粧ばかりに手間どって。……お越しですよ。はやくなさいよ!」

なにしろ家じゅうの騒ぎである。師直からの前ぶれも、今しがた受けたばかりで天手古舞っていたものらしい。

道誉はとたんに「――師直め、計りおッたな」と、式台を踏むのも二の足だったが、しかし、花街攀柳の園というものは男にとり妙な衒いとちがった分別をさせるもので、道誉もまたこの社会では「伊吹さま」