일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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さいしょあつここうようず

税所敦子孝養図

上村 松園

上村 松園의 税所敦子孝養図(さいしょあつここうようず)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,162자 · 3화면

아오조라 문고

近代女流歌人として、税所敦子女史の名はあまりに名高い。が、その名高さは、女史の歌の秀でていることによるのはもちろんであるが、女史はまた孝の道においても、人の亀鑑となるべき人であったからである。

はじめ、女史はその歌道を千種有功卿に学んだが、二十歳の年に縁あって薩摩の藩士、税所篤之氏に嫁いだのである。

しかし薄幸な女史は八年のちの二十八歳に夫に死別されたのである。

女史は夫篤之氏の没後、薩摩に下って姑に仕え、その孝養ぶりは非常なもので、ここでいちいち列挙するまでもなく、身をすてて、ただひたすらに姑につかえ、自らをかえりみなかったのである。

のちに(明治八年)その才を惜しまれて、女史は宮中に出仕する身となり、掌侍に任じられ、夫や姑のなきあとは歌道ひとすじにその身を置いたのであった。

わたくしは、税所敦子女史の、この至高至純の美しい心根を画布に写しながら、いく度ひとしれず泪をもよおしたか判らなかった。夫の没後、わざわざ遠い薩摩の国に下って、姑のために孝養のかぎりをつくした女史の高い徳こそ、次代の人となる幼い学童たちに是非味わわせてあげなければならぬと思いながら、夜もろくろく寝ずに描き上げると、わたしは、何とも言えぬ愉しい気持ちで、その絵を初音校へ贈ったのである。