일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

くうちゅうひょうりゅういっしゅうかん

空中漂流一週間

海野 十三

海野 十三의 空中漂流一週間(くうちゅうひょうりゅういっしゅうかん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 17,324자 · 35화면

아오조라 문고

キンチャコフが呑気そうな口を叩いた。

「おい、貴様は無電の知識をもっとらんのかね」

六条がたずねた。

「さあ、さっぱり駄目だねえ」

と、キンチャコフは気のなさそうな返事をした。キンチャコフの方が、六条よりも死生を超越しているらしく見える点があって、「火の玉」少尉も少々癪にこたえている。しかし、単にぐうたらに生きるものと、帝国軍人としてその本分に生きるものとは、どうしてもちがうのがあたり前で、六条の方が臆病だというわけではない。

「おおっ、気球が下りだしたぞ。ああ、ありがたい。温くなるだろう。ふん、あの辺の雲の中へとびこむな」

キンチャコフがはしゃぎだした。

六条は、とうとう無電器械のことをあきらめてしまった。空中漂流以来、戦友戸川のことを思い出し、こっちもこんどは一つ細心且沈着にいこうと努力をつづけてきたわけだが、たかが無電器械一つと思うのが、どうしたってこうしたって、うんともすんとも直りはしないのだ。

(やっぱり、自分の柄にないことは、駄目なんだ)

彼ははじめて悟りに達したような気がした。と同時に、今までの妙な気鬱が、すうっと散じてしまったようであった。