일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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くうしゅうかのにほん

空襲下の日本

海野 十三

海野 十三의 空襲下の日本(くうしゅうかのにほん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,527자 · 30화면

아오조라 문고

地下室まで抜けちまって、四階から上なんざ影も形もなくなり、その下の方は飴のように曲ってしまって骨ばかりなんだ。そりゃひどいものだよ」

そんな話をしているとき、電灯がパッと消えた。

「あっ、消えた」

「三十秒消えて、また点いて消えて、それからまた点くといよいよ非常管制だよ」

二人の少年は、真暗なところに立って、夜光の腕時計を眺めていた。そのときヒョーヒョーと汽笛は鳴りはじめ、ブーッとサイレンは鳴りだし、警鐘はガンガン、ガン、ガンと、異様な打ち方を始めた。

「いよいよ非常管制だッ」

「さア、大急ぎで、電灯を消しに行こう」

そのとき、天幕の中では、電灯がまた点いた。

「これは消さなくていいね」

「黒い布で見えないようにしてあるから、大丈夫だよ」

少年達は、附近の家の窓から、消し忘れた電灯の灯影が洩れてはいないか。ヘッドライトに紫か黒かの布を被せ忘れている自動車はないか、探しに出かけた。

「非常管制警報が出ましたよオ」

「皆さん。灯火を洩れないようにして下さアーい」

この灯火管制がうまく行われているか、いないかによって、敵の航空軍が東京を発見する難易が定まる。真暗になっていると、その上を通っても、畠地だか山林だか市街だかわからないのである。