일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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くうしゅうそうそうきょく

空襲葬送曲

海野 十三

海野 十三의 空襲葬送曲(くうしゅうそうそうきょく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 95,012자 · 189화면

아오조라 문고

どこからともなく、ヒューンと発電機の呻りに似た音響が聴こえているかと思うと、エーテルの様な芳香が、そこら一面に漂っているのだった。時々、大きな岩石でも抛り出したような物音が、地響とともに聞えて来、その度毎に、地下道の壁がビリビリと鳴りわたった。

このような大仕掛けの地下室というよりは、寧ろ地下街というべきところは、いつの間に造られ、一体どこをどう匍いまわっているのであるか、仮りに物識りを誇る東京市民の一人を、そこに連れこんだとしても、決して言いあてることは出来ないであろうと思われた。――この地下街こそは、東京警備司令部が、日米開戦と共に、引移った本拠だった。

この地下街については、詳しく述べることを憚るが、大体のことを云うと、丸の内に近い某区域にあって、地下百メートルの探さにあった。この地下街に入るには、東京市内で六ヶ所の坑道入口が設けられてあった。いずれも、偽装をこらした秘密入口であるために、入口附近に居住している連中にも、それと判らなかった。唯一つ、日本橋の某百貨店のエレベーター坑道の底部に開いているものは、エレベーター故障事件に発して、炯眼なる私立探偵帆村荘六に感付かれたが、軍部は逸早くそれを識ると、数十万円を投じたその地下道を惜気もなく取壊し、改めて某区の出版会社の倉庫の中に、新道を造ったほど、