후리가나로 읽는 일본 고전
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りっしゅんのたまご
立春の卵
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 立春の卵(りっしゅんのたまご)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 8,450자 · 17화면
物体に歪みを生じさせるのは、力ではなくて圧力である。棒で掌を押してみても何でもないが、それと同じ力で針でつけば、つきささるわけである。それで球を平面の上にのせた場合には、平面の接点附近がその圧力のために少し歪み、球の接点附近もまた少し歪む。そして極めて小さい円形の面積で球の底と板とが接し、その面積で球の目方をささえるのである。
球と平面との接触面積は、球の半径と目方と物質の弾性とによってきまる。球と平面とが同じ物質で、両方とも完全に幾何学的な形をしている場合には、その接触面積は、理論的に計算出来る。それにはヘルツの式というのがあって、すぐ計算が出来る。樫の卓の上に立てるとすると、樫のヤング率は1.3×1011くらいである。大体の見当をみるのであるから、卵殻の固さも樫と同程度と見ておく。卵の目方を五十瓦、底部を球とみなし、その半径を二糎半として、接触面積を出してみる。簡単な計算ですぐ分ることであるが、円の直径は2.2×10-3糎と出る。すなわち直径百分の二粍くらいの円形部分がひずんで、その面積で卵をささえていることになる。それで卵の重心から下した垂直線が、その面積内を通れば、卵は立つわけである。