후리가나로 읽는 일본 고전
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たてふだ
立札
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 立札(たてふだ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 10,218자 · 21화면
また、支那ばかりでなく世界各地のさまざまな高価な酒瓶を、彼女の室に並べるのを彼は無上の楽しみとしていたそうであります。但しその真偽のほどは定かでありません。
さて、事もなく年月は流れて、朱文がこの町にきてから七年目の晩冬初春のことでありました。何かしら険悪な空気のなかに、さまざまな風説が伝わって来、それが次第にはっきりした形を取ってきました――。或は反政府軍ともいい、或は暴徒ともいい、或は流賊ともいいますが、とにかく完全に武装した強力な一隊の軍勢が、村々町々を魔風の如く席捲しつつ、今明日にもこの町に迫って来るとのことでありました。そのためかどうか、港に来る筈の船も姿を見せず、長江の流れも荒ら立って見え、町中の人々が戦々兢々たる有様でありました。
その不安なさなかで、張家では、ささやかな小人数ながら、豪奢な宴席が張られました。張一滄の一人娘の幼明の誕生日を祝うためでありました。
張一滄に自慢のものが三つありました。一つは、前に申しました楠の大木でありました。も一つは娘の幼明でありました。今年十八歳になるところの、評判の美人で、楊柳の趣きを持った楚々たる風姿、そのしなやかな細そりした腰部と円熟してきた臀部の肉附とは、見る人の眼をうっとりさせるものがありました。