후리가나로 읽는 일본 고전
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どうわをかくときのこころ
童話を書く時の心
小川 未明
小川 未明의 童話を書く時の心(どうわをかくときのこころ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 3,115자 · 7화면
また、ある時は、その子供の持つ善いところを、ます/\成長し伸さんがために奨励の心をもって語られたでありましょう。そこに、語る人の真の愛が見出されるのであります。
愛のなきところには、芸術もなければ、教育もないのであります。強制、強圧を排して、自治、自得に重きを置くはこのためです。
その最もいゝ例は、おじいさんや、おばあさんが、毎日、毎夜同じお話を孫達に語ってきかせて、孫達は、いくたびそれを聞いても、そのたびに新しい興味を覚えて飽きるを知らざるも、魂の接触と純朴なる愛情のつながりから、童話の世界に同化するがためです。おじいさんや、おばあさんは、その可愛い孫の我儘とか癇癪持とか、或は、臆病とかの欠点をよく知っています。お話のなかに、自然とそれを自得して直すように、面白く語られるうちにも用意を忘れません。真に、愛がなくてはできぬことです。そして、この教化は、小さき者達に、果して将来幾何の効果をもたらしたでありましょうか。
私が、もし、童話を子供達に向って語るとせば、この態度、この心をもってします。そして、書く場合に於ても、何等、それと異なるところがないでありましょう。