후리가나로 읽는 일본 고전
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かぜのまたさぶろう
童話集 風の又三郎
宮沢 賢治의 童話集 風の又三郎(かぜのまたさぶろう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 55,657자 · 113화면
次の朝、空はよく晴れて谷川はさらさら鳴りました。一郎は途中で嘉助と佐太郎と悦治をさそっていっしょに三郎のうちのほうへ行きました。
学校の少し下流で谷川をわたって、それから岸で楊の枝をみんなで一本ずつ折って、青い皮をくるくるはいで鞭をこしらえて手でひゅうひゅう振りながら、上の野原への道をだんだんのぼって行きました。みんなは早くも登りながら息をはあはあしました。
「又三郎ほんとにあそごのわき水まで来て待ぢでるべが。」
「待ぢでるんだ。又三郎うそこがないもな。」
「ああ暑う、風吹げばいいな。」
「どごがらだが風吹いでるぞ。」
「又三郎吹がせでらべも。」
「なんだがお日さんぼやっとして来たな。」
空に少しばかりの白い雲が出ました。そしてもうだいぶのぼっていました。谷のみんなの家がずうっと下に見え、一郎のうちの木小屋の屋根が白く光っています。
道が林の中に入り、しばらく道はじめじめして、あたりは見えなくなりました。そしてまもなくみんなは約束のわき水の近くに来ました。するとそこから、
「おうい。みんな来たかい。」と三郎の高く叫ぶ声がしました。
みんなはまるでせかせかと走ってのぼりました。