후리가나로 읽는 일본 고전
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たけのかわのあめづつみ
竹の皮の飴包み
中野 鈴子
中野 鈴子의 竹の皮の飴包み(たけのかわのあめづつみ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 460자 · 1화면
どのお菓子屋の店先もくじを当てる時のような人だかり
露店商人らは 飴市に限って軒を並べない
町の角 角に
雪があれば 雪の上
土が見えれば板を敷き
白木造りの大きな桶に 飴を山盛りにする
飴は大きな かたまり
コハク色を帯びて
黒ゴマがふりかかっている
小さな城下町
小一里向こうに国境の山々がずっとつらなる
北陸の丸岡の町に
年に一度 飴市がたつ
二月はじめのこの日は 毎年吹雪く
一里四方の村じゅうの家が
飴市へ 飴市へ出かけてゆく
飴売りも 飴買う人も 雪にたたかれ
人の絶え間がない
雪は 飴の上にも消えてゆく
飴売りは 出刃ぼうちょうで
カンカンと 飴の山をくずす
かたい飴のかけらが 雪にまじってはじく
飴は幅のひろいひろい竹の皮に包んでくれる
竹の皮の飴包み
家では みんな待っている
ワラグツが ゴムグツに
からかさが オーバーに
帰りは 電車にのっても
竹の皮の飴包み
昔古来の飴包み
今日は丸岡のアメ市じゃ アメ市じゃ
年寄りは子供にかえり
子供らは年寄りの言葉を受けて
「米で作ったアメじゃ これが本当のアメじゃ……」
孫も子も 口いっぱいにほおばってゆく