후리가나로 읽는 일본 고전
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ふんにょうたん
糞尿譚
火野 葦平
火野 葦平의 糞尿譚(ふんにょうたん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 51,974자 · 99화면
もとより赤瀬はおせいが居たためであって、市中から相当離れたこんな辺鄙な処なら、億劫がって友田も出ては来ないだろうと考えていたのである。ところが、友田は約束通りやって来たらしい。来ないことの方を、おせいを見た時から一層希望して居たのに、のこのこ出て来るとはよくよくの事に違いないと思い、喧嘩はしないことにしよう、と考えて居ると、また潜戸が開いて、やあ、と真裸になった友田喜造が手拭をぶら下げて入って来た。無造作に股間を濡らすと、とぼんと跳ねるように湯槽に飛びこんだ。狭い浴槽の縁を越えて白っぽい湯水が溢れた。遅うなりました、と友田は改まったように挨拶した。こうして、一間四方の湯槽の中で、両派を代表する親分と云われる二人の男は無造作のごとく対峙したのである。鳶のように光る瞳をみはって、よい身体ですな、だいぶんありましょう、と痩せぎすの友田が手拭で首筋を洗いながら云った。最近体重器にかかりませんが、正月頃用件で郷里の広島に帰った時には二十三貫ありました、図体ばかりで恥かしい次第ですよ、と赤瀬が云うのに、いや、羨しいことです、我々のは恥かしくて何貫目ありますなどと人様には云えませんよ、たいてい贅沢もし甘味しいものも食べてみるんだが、性でしょう、一向効果がありません。