일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

こうばいつきげ

紅梅月毛

山本 周五郎

山本 周五郎의 紅梅月毛(こうばいつきげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,869자 · 32화면

아오조라 문고

「生えぬきの博労でもあれほどはできまい」そう云いあいながら、しぜんとこの家の席を譲るかたちで、いつか深谷家の生活は阿市主従と牡丹を中心に動くようになっていった。馬の世話をするときのほかは、美しく着替えた阿市の姿が庭を往来した。娘らしい華やかな声で、なにか命じたり笑ったりするのが終日たえない、どこともなしに香料の匂いが漂い、月の澄んだ宵などには琴の音が聞えたりする。三人の家士たちもなんとはなく気に張りがでたようすで、起ち居が眼だってきた。……こうした変化のなかで和助兄妹だけが、とり残されたかたちだった。病馬を裏の厩へ移してから、お梶は一日じゅうそちらで暮した。前庭のほうで賑やかに話したり笑ったりするのが聞えると、かの女は耳を掩いたいという風に眉をひそめ、唇を噛みながら独りひっそりと病馬の背を撫でている、そしていつかしら口の重い、笑うことの少ない娘になっていった。

徳川家の祝儀というのが公表されたのはその年三月上旬のことだった。予期したとおり、家康が隠居して秀忠が世を継ぐのである、そして将軍宣下が秀忠にくだったのは四月十七日のことだった。徳川譜代の人々のよろこびは云うまでもない、恩顧外様の諸侯も京の二条城と伏見の城へ、ひきもきらず祝賀のために詰めかけた。