일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

こうばいつきげ

紅梅月毛

山本 周五郎

山本 周五郎의 紅梅月毛(こうばいつきげ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 15,869자 · 32화면

아오조라 문고

六

と云いだした、「金三枚まで遣わす、ぜひ譲って呉れ」あまり思いがけなかったのだろう、「へえ」といったきり男は返辞に窮した。どんな愚か者でもこの馬と金三枚との比較はできる、おそらくからかわれるものと思ったに違いない、疑わしそうにこっちの顔を見まもるばかりだった。半之丞は面倒といいたげに、金嚢から金一枚とりだして男に握らせた。「桑名の深谷半之丞という者だ、馬を曳いてまいればあと二枚遣わす、なるべく早く、できるなら今日のうちにまいれ」そう云い残すと、返辞は聞くまでもないという風に、再び牡丹へ乗って駆け去った。

男がその駄馬を曳いて来たのは、もう日の昏れかかる頃だった。まだ半分は疑わしげだったが、金二枚を受取るとはじめて「夢ではなかった」といいたそうな笑顔になり、自分のところ名前などを述べていそいそと帰っていった。

六

半之丞はその駄馬の口を取って、裏の厩へまわっていった。お梶はちょうど、もう恢復の望みの無くなった病馬の寝藁をとり替えてやっていたが、近寄って来た主人と、主人の曳いているみすぼらしい馬を見てけげんそうに眼をみはった。「この馬を飼ってみて呉れ」半之丞は持っている手綱をお梶に渡した、「今はこんなになっているが、以前はこれでも乗馬だった、飼いようによってはまだ乗れると思うから……」