후리가나로 읽는 일본 고전
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ささめゆき
細雪
谷崎 潤一郎
谷崎 潤一郎의 細雪(ささめゆき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 150,580자 · 287화면
「とうとう叔母ちゃんが来やはってんわ」
「………」
「どないする、雪子ちゃん、―――」
暦の上では秋に這入っているのだけれども、この二三日暑さがぶり返して、土用のうちと変らない熱気の籠った、風通しの悪い室内に、珍しく雪子はジョウゼットのワンピースを着ていた。彼女は余りにも華奢な自分の体が洋服に似合わないことを知っているので、大概な暑さにはきちんと帯を締めているのであるが、一と夏に十日ぐらいは、どうにも辛抱しきれないでこう云う身なりをする日があった。と云っても、日中から夕方迄の間、家族の者達の前でだけで、貞之助にさえそう云う姿を見られることを厭うのであるが、それでも貞之助は、どうかした拍子に見ることがあると、今日は余程暑いんだなと、心づいた。そして、濃い紺色のジョウゼットの下に肩胛骨の透いている、傷々しいほど痩せた、骨細な肩や腕の、ぞうっと寒気を催させる肌の色の白さを見ると、俄に汗が引っ込むような心地もして、当人は知らぬことだけれども、端の者には確かに一種の清涼剤になる眺めだとも、思い思いした。
「―――明日にも帰って来て、皆と一緒に立ってほしい、云うてはるねんけど、―――」