후리가나로 읽는 일본 고전
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ぜつぼうよりしょうずるぶんげい
絶望より生ずる文芸
小川 未明
小川 未明의 絶望より生ずる文芸(ぜつぼうよりしょうずるぶんげい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 1,997자 · 4화면
そして其処には只だ一つ宗教というものがあって、其所へ逃げて行く事は出来るけれども、又一面より見れば此の宗教という者も、一種の禁欲主義に外ならないではないか、人間的な生活――此の煩わしい現実の生活から離れて、特殊な欲望を禁じて強いて自らを其の上に置くという事は苦しい生活に外ならないではないか。真の宗教家には或はそれが快よい事であり、幸福な事であるかも知れない。併し第三者の私には実に冷たい悲しい事に感ぜられるのである。此所が私にとって、文芸の二者が分岐する道であると思われるのである。
即ち一は此の生活の根柢の何であるかを問わず、只管に日常生活の中に経験と感覚とを求めて自我の充実を希い、一は色彩的な、音楽的な生活の壊滅、死に対する堪えがたき苦悶を訴えんとする二つが出て来ると思う。そして其れ等の何れの芸術に於ても此を一貫するものは誠実であると思う。此の色彩的な、音楽的な世界に立って楽しむという心、そこにも我等の胸に沁み入る誠実と淋しき喜悦とがある。又或るものは洗礼を受くべき暗黒轟々として刻々に破壊に対して居るという事実、此にも人生の誠の悲しい叫びがあると思う。