일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ぜつえんたい

絶縁体

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 絶縁体(ぜつえんたい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 18,752자 · 38화면

아오조라 문고

葬式の時と少しも変っていなかった。壁には木炭や鉛筆の風景スケッチが幾枚か鋲でとめられていた。中型の書棚には書物が並んでいて、物理や幾何や天文などに関する本と、哲学の本や童話の本が、妙な取り合せで並んでいた。大きな机には、大判の罫紙や白紙が積み重っていて、さまざまな線が縦横に引かれており、たぶん市木さんの特殊な研究用のものだろうが、何の研究だかは私には分らなかった。市木さんの不干渉主義とでも言えるものに、私はいくらか感染していたわけではないが、少くとも市木さんに向っては、何の研究ですかなどとは尋ね難く、市木さんの方でも黙っているのだった。

市木さんは足首の手当をすますと、そこらを丁寧に片付けて、私にウイスキーを勧め、自分でも飲んだ。

「足が不自由なものですから、肴は何もありませんよ。」

「いえ、結構です。でも、御不自由でしょう。」

「なあに大したことはありません。寝たり起きたり、ぶらぶらしておりますよ。面白いことには、昼間は二階に寝てる方が気持がいいし、夜分は下に寝てる方が気持ちがいいし、へんなものですなあ。」

そんな話をしながら、私はまた、先般の竹垣の件と同様、水洗便所の件も早く片付けたくなった。