후리가나로 읽는 일본 고전
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えんむすび
縁結び
泉 鏡花
泉 鏡花의 縁結び(えんむすび)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 16,536자 · 33화면
肩がしなやかに袂の尖、揺れつつ畳に敷いたのは、藤の房の丈長く末濃に靡いた装である。
文金の高髷ふっくりした前髪で、白茶地に秋の野を織出した繻珍の丸帯、薄手にしめた帯腰柔に、膝を入口に支いて会釈した。背負上げの緋縮緬こそ脇あけを漏る雪の膚に稲妻のごとく閃いたれ、愛嬌の露もしっとりと、ものあわれに俯向いたその姿、片手に文箱を捧げぬばかり、天晴、風采、池田の宿より朝顔が参って候。
謙造は、一目見て、紛うべくもあらず、それと知った。
この芸妓は、昨夜の宴会の余興にとて、催しのあった熊野の踊に、朝顔に扮した美人である。
女主人公の熊野を勤めた婦人は、このお腰元に較べていたく品形が劣っていたので、なぜあの瓢箪のようなのがシテをする。根占の花に蹴落されて色の無さよ、と怪んで聞くと、芸も容色も立優った朝顔だけれど、――名はお君という――その妓は熊野を踊ると、後できっと煩らうとの事。仔細を聞くと、させる境遇であるために、親の死目に合わなかったからであろう、と云った。
不幸で沈んだと名乗る淵はないけれども、孝心なと聞けば懐しい流れの花の、旅の衣の俤に立ったのが、しがらみかかる部屋の入口。