후리가나로 읽는 일본 고전
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ぎみんじんべえ
義民甚兵衛
菊池 寛
菊池 寛의 義民甚兵衛(ぎみんじんべえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,241자 · 25화면
甚兵衛 わしゃ恐い。恐い。
首領の一人 臆病者め! 恐がることはない。一揆の人数は綾郡宇多郡を合せて、五万三千人じゃ、なんの恐いことがあるものか。
おきん うんと叱ってもらいたいでのう。これは生れつきの臆病者でな。(甚兵衛に)さあ、しゃんとして行って来い。この方々について行くと、白い飯が、なんぼでも食べられるぞ。
(甚兵衛、その言葉に少しく元気づき、三、四歩歩く)
首領の他の一人 その者は、不具者じゃないか。
おきん なんの不具者でもな、山や野良の働きは人一倍でな。他人の二倍もの仕事しまするでな。ちんば引いても走るのは、人一倍じゃぞな。
勘五郎 おきんさん、甚吉は、どうしただ。
おきん さっきもいうたじゃないか。御城下へ松葉売りに行ってな、まだ帰って来んのう。
首領の一人 不具者でもよい。詮議していては手間どる! さあ、次の家へ案内されい。
勘五郎 さあ、こちらへおいでなさい。
首領の他の一人 (甚兵衡に)後からついて来い。ははははは、山本勘介というちんばの軍師が昔あった。お前もうんと働いてくれ、はははは。その代り、白い飯でもなんでも食わしてやるぞ。(歩き出す)
甚兵衛 (やや遅れて恨めしげに)わしを打首にするつもりかの。