후리가나로 읽는 일본 고전
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ろうふうふ
老夫婦
黒島 伝治
黒島 伝治의 老夫婦(ろうふうふ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,957자 · 27화면
「そんなことがあてになるもんか!」
「健やんが云よったが、今日び景気がえいせに高等商業を出たらえらい銭がとれるんじゃとい。」
彼等は、ランプの芯を下げて、灯を小さくやっとあたりが見分けられる位いにして仕事をした。それでも一升買ってきた石油はすぐなくなった。夜なべ最中に、よくランプがジジジジと音たて、やがて消えて行った。
「えゝいくそ! 消えやがった。」おしかはランプにまで腹立てゝいるようにそう云った。
「もう石油はないんか!」
「あるもんら! 貧乏したら石油まで早よ無うなる。」おしかはごつ/\云った。
「そんなか、カワラケを持って来い。」
「ヘイ、ヘイ。」おしかは神棚から土器をおろして、種油を注ぎ燈心に火をともした。
両人はその灯を頼りに、またしばらく夜なべをつゞけた。
と、台所の方で何かごと/\いわす音がした。
「こりゃ、くそッ!」おしかはうしろへ振り向いた。暗闇の中に、黄色の玉が二つ光っていた。猫が見つけられて当惑そうにないた。それは、鼻先きで飯櫃の蓋を突き落しかけていた家無し猫だった。寒さに、おしかが大儀がって追いに行かずにいると猫は再び蓋をごとごと動かした。