후리가나로 읽는 일본 고전
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みみとめ
耳と目
寺田 寅彦
寺田 寅彦의 耳と目(みみとめ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,065자 · 9화면
これらは器械技術者と監督との協力によってどうにもなることと思われる。
映像の場合にも肉眼と写真カメラとの本質的差違のためにいろいろの問題は起こるが、これはもう周知の事でありこのためにいろいろのおもしろいトリックができるのである。 光の伝播は実用上ほとんど瞬時的であるが、音の速度は常温では毎秒三百四十メートル程度である。それで三百四十メートルのかなたで花火が開けば、その音は光の傘が開いてから一秒後に聞こえる。たとえば薄暮の水楼の欄干に男女が相対して話している。向こうの空に花火がぱっと開く。二人がそのほうを見る。しばらくしてぽーんと弱い爆音が聞こえる。この時間間隔がうまく行けばほんとうに花火らしい感じが出るであろう。また江上の夏の夜の情趣も浮かぶであろう。
小銃弾の速度は毎秒九百メートルほどである。それで約一キロメートル前方の山腹で一斉射撃の煙が見えたら、それから一秒余おくれて弾が来て、それからまた二秒近くおくれて、はじめて音が聞こえるわけである。こんな事もトーキーの場合には問題になりうるであろう。
音と光との回折や透過に関する差違はトーキーでもすでにいろいろに利用されている。