후리가나로 읽는 일본 고전
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せいかぞく
聖家族
小山 清
小山 清의 聖家族(せいかぞく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,523자 · 12화면
もう立派に母親に成った強壮な胸にイエスを抱いている。
「ルツのかみさんが、坊やのことを、花びらのような口をしているってほめてくれた。」
「まあ、たいへんね。」
夫婦は声を合せて笑った。折りから、駱駝や驢馬に乗った都からの旅人が通り合せて、この睦じい「聖家族」のさまを珍しそうに、好ましそうに見て過ぎた。旅人の群が遠く彼方に行き過ぎてからも、鈴の余韻が聞えていた。
「坊やがもっと大きくなったら、おれたちも都詣でをしようじゃないか。」
「そうですね。さっき水汲場で、ルツさんがこんなことを云いましたよ。マリヤさんはユダヤまで戸籍登録に行ったのか、それとも子供を生みに行ったのかって。」
「はははは。あのかみさんも、貧乏世帯でもないようなことを云うじゃないか。おれたちの世渡りなんて、いつだって窮すれば通ずさ。」
マリヤは片手をイエスの躯から外して、並んでいるヨセフの腕をそっと引寄せて、それにかるく自分の頬をよせた。――まあ、この人ったら、頼もしいことを云うじゃないの。彼女の優しい目つきは彼女の心を語っていた。
やがて、わが家の門口に来た。
一家は夕飯の食卓を囲んだ。マリヤは自分も食べながらイエスに乳房を含ませた。