후리가나로 읽는 일본 고전
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のうぎらい/のうずき/のうというなまえ
能ぎらい/能好き/能という名前
夢野 久作
夢野 久作의 能ぎらい/能好き/能という名前(のうぎらい/のうずき/のうというなまえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,317자 · 9화면
よくてたまらず、有難くてたまらないようになる。あの単調な謡いの節の一つ一つに言い知れぬ芸術的の魅力を含んでいる事がわかる。あのノロノロした張り合いのないように見えた舞いの手ぶりが非常な変化のスピードを持ち、深長な表現作用をあらわすものであると同時に、心の奥底にある表現欲をたまらなくそそる作用を持っている事が理解されて来る。どうしてこのよさが解らないだろうと思いながら、誰にでも謡って聞かせたくなる。処構わず舞って見せたくなる。万障繰り合わせて能を見に行きたくなる。
今まで見た実例によると、能ぎらいの度が強ければ強いほど、能好きになってからの熱度も高いようで、その変化の烈しさは実例を見なければトテモ信ぜられない。実に澄ましたものである。
しかし、そんな能好きの人々に何故そんなに「能」が有難いのか、「謡曲」が愉快なのかと訊いてみても、満足な返事の出来る人はあまりないようである。
「上品だからいい」「稽古に費用がかからないからいい」「不器用な者でも不器用なままやれるからいい」なぞといろいろな理屈がつけられている。又、実際そうには相違ないのである。しかし、それはホンの外面的の理由で「能のどこがいい」