후리가나로 읽는 일본 고전
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じりきこうせいよりしぜんりきこうせいへ
自力更生より自然力更生へ
三沢 勝衛
三沢 勝衛의 自力更生より自然力更生へ(じりきこうせいよりしぜんりきこうせいへ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 25,872자 · 50화면
はじめに
次の小文は、昭和十一年の春、長野県砂防協会の第三回総会に招かれたその席上での小講演要項である。会合された方々、すなわち聴講者の内容は県庁内のその方面の方々を初め、実際各地の崩壊地において直接その方面の事業に携わって苦労されておられる技術家の方々、および直接その崩壊被害のために年々苦難されておられる長野県各地の市町村長および助役といったような方々で三〇〇余名の会合であった。
会合の場所が木曾福島町であり、翌日はその木曾地方の崩壊地およびその砂防工事の見学ということが予定されておった。
したがって講演の資料を努めて信州各地の実例にとり、しかも木曾地方の資料をやや過分に取入れることに考慮した。しかし講演の本旨は、とにかくそういった崩壊、すなわち被害に直面し、どちらかといえば、その自然の偉力に対し常に対抗するかの境遇に立っておられる方々の集りであるから、ともすれば「自然征服」といったような考えと意気とを持って向われておられる方々がないとは断じ難い。あるいはそういった考えを明瞭に意識されておらないまでも、いつとはなしに、それが頭のどこかに入っているという心配は十分にある。