후리가나로 읽는 일본 고전
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じじょでん
自叙伝
大杉 栄
大杉 栄의 自叙伝(じじょでん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 115,021자 · 230화면
家へ帰って先生がこう言ったからと言って、お父さんやお母さんと相談してごらん。」
僕等は急にうれしくなった。そして、もう中学校へはいったような気になって、「しかしこのことはほかのものには話ししないようにね」という先生の注意もうわの空で、大喜びで家へ帰った。
先生は、僕等には初めての師範出の若い先生だった。それまでの先生は、尋常四年の時の島先生を除けば、みないいかげん年とった先生ばかりだった。そして先生は、僕等とほんとうに友達になって遊んでくれた、初めての先生だった。「僕」なぞと言ったのも先生だけだった。
先生は来るとすぐ高等一年の僕等の組を受持った。先生の真黒な顔は最初僕等にあまり受けがよくなかった。ちょっとこわそうに見えたのだ。が、この先入見は、唱歌の時間にすぐ毀されてしまった。今までは女の先生ばかりがやっていた唱歌までも先生が受持ったのだ。それだけですらすでに先生の上に、ある人望と好奇心とが加わった。そしてその最初の時間は実に奇観なものだった。
兵隊のようにからだのいい、腕を前につき出して、真黒な顔の先生が、オルガンの前に腰かけた。僕等はそのオルガンからどんな音が出るだろうと待ち構えていた。