일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

えんしょ

艶書

山本 周五郎

山本 周五郎의 艶書(えんしょ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 25,027자 · 50화면

아오조라 문고

と七重は続けた、「でもわたくしはかえって悪いような気がいたしますわ、あのまま笠井にいれば、不幸になった御両親のお世話もできたし、よそにいるお子を引き取ってめんどうもみてあげられたのですから」

「いや、そうはさせません」と出三郎が云った、「私がそんなことはさせませんよ」

七重は眼をみはって彼を見た。出三郎の口ぶりがあまりに強かったからである。彼は坐り直して、七重の顔をじっとみつめた。

「隠さずに答えてください、七重さん、八年まえの宵節句に、私の袂へ手紙を入れたのはあなたでしょう」

七重はさっとあおくなり、激しく頭を振りながらどもった。

「いいえ、いいえそんなことは」

「正直に云ってください」彼はさえぎってたたみかけた、「今日の手紙とあのときのを比べてみました、両方を並べて筆跡を比べてみたんです、それでもあなたは違うと云うことができますか」

七重は身をふるわせ、なにか云いかけたが、両手で顔をおおって彼からそむいた。

「やっぱりそうだった、やっぱり」

出三郎はうめくように云い、眼をつむりながら深く息を吸った。

「私はよく覚えている、私はいまはっきり思いだすことができる」