후리가나로 읽는 일본 고전
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はなもかたなも
花も刀も
山本 周五郎
山本 周五郎의 花も刀も(はなもかたなも)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 89,364자 · 178화면
と周作は続けて云った。
伊達家本邸におけるあの年の総試合で深喜の教えた門人たちはよく勝った。特に『切尖はずし』の一手は勝負手としてすぐれていたし、伊勢万作は第二位まで勝ちぬいた、と周作は云った。
深喜は初めてそれを聞いた。
師範を辞して以来、自分のことにとりまぎれていたし、もはや『総試合』の結果などに関心をもつ暇もなかった。いま聞くのが初めてであるが、伊勢万作が二位になったというのは、深喜にとってさすがに嬉しかった。
だが、周作はそうではなかった。
「伊勢がそこまで勝ちぬいたのは、剣の道によるのではなく技のおかげだ、平手の教えたあの技が勝ったので、伊勢万作それ自身が勝ったのではない、これは邪道だ」
深喜は屹と目をあげた。
「技によって勝つ者は、技によって必ず負ける、技はくふうすればあみだせるし、くふうは一人だけのものではない、平手のあみだす技が神妙だとすれば、平手のあとに、もっと神妙な技をくふうする者が出るだろう、それは道の精神に反するし、まったくの邪道だ」
「お口を返すようですが、勝負は技の優劣できまるのではないでしょうか」
「私はそんなことを云ってはいない」