후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
はなもかたなも
花も刀も
山本 周五郎
山本 周五郎의 花も刀も(はなもかたなも)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 89,364자 · 178화면
なかには二階造りの、料理茶屋を兼ねた家もあって『島屋』というのもそういう家であった。――淵辺の道場にいたころ年に二度か三度は、他の門人たちと来ていた。参詣は名目でみんな飲み食いや遊ぶのがめあてであり、酌に出る女のなかには、いかがわしい者もいるようであった。幹太郎は酒を飲まないし、悪くふざけるようなこともないので、お兼という女主人や、女中がしらのお杉などに好かれ、
――こんどは一人でいらっしゃいな。
などと、よく云われたものであった。
門のほうへ曲ると、右手の茶屋の軒下に、お豊と幸坊がより添って立っていた。『島屋』へ行ったが、家が大きいので、はいりそびれたらしい。幹太郎を見ると、二人ともほっとしたように駈けだして来た。
「どうした……」と、お豊がさぐるような眼で、彼を見た。幹太郎はそれには答えず、歩きながら向うを指さして、「あの家だ」と云った。
「二人ともやっちゃったかい、おじさん」と、幸坊が訊いた。
幹太郎はそれにも答えず、おまえ長という名もあるのか、と訊いた。あるさ、と子供は歩きながら云った。いっぱし遊び人なら二つ名前のあるのが本当じゃあねえか。ほうおまえ遊び人か、と幹太郎が笑った。