일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

はなもかたなも

花も刀も

山本 周五郎

山本 周五郎의 花も刀も(はなもかたなも)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 89,364자 · 178화면

아오조라 문고

幹太郎は就任のとき顔は見たが、口をきくのはこれが初めてで、まず挨拶を述べてから、野口のことを話しだした。

惣兵衛は左右の手の、指の尖端を交互に揉みながら聞いていた。指の尖端をつまんで、静かに揉み、次つぎとそれを繰り返すのである。こちらの云うことを聞いているのかどうか、柔和そうな眼にも、その表情にも、平静な無関心さのほかには、なにもあらわれてはいなかった。

「そこもとは何歳になられるか」

幹太郎が話し終ると、惣兵衛はこちらを見ずにそう訊いた。幹太郎は自分の年を告げた。惣兵衛は「うん」と頷き、やはりそっぽを向いたままで、「妻女はおられるか」と訊いた。幹太郎はちょっと黙った。話がまったくそれてゆくので、どういう意味の質問か見当がつかなかったのである。

「妻はおりません」と、彼は答え、すぐに云い直した、「まだ私は独身です」

惣兵衛は「ほう」といい、揉んだ手指の先を眺めながら、

「金杉橋の近くに自宅があるようだな」と云った。

「はい、仮住居があります」

「そこにいる女は……そこもととどういう関係があるのか」

幹太郎はどきっとした。惣兵衛は初めてゆっくりと眼をあげて、こちらを見た。