후리가나로 읽는 일본 고전
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わかきひのジンギスカン
若き日の成吉思汗
林 不忘
林 不忘의 若き日の成吉思汗(わかきひのジンギスカン)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N1. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N1 · 고급 · 신자체·신가나 · 33,827자 · 68화면
私どもも、ここへ逃げ込んだばかりに、この傍杖を食ったのだ。よほど前から、城内には食い物ひとつありません。鹿の肉一きれ口にしなくなってから、はや何日かわからない。
従者 御主人様、食いものの話は止して下さい。私はこのごろ、夜も昼もうつらうつらとして、炒米の夢を見るありさまです。
僧侶 城中の生き物は、すべて食ってしまった。犬も食った、猫も食った。鼠も食った。ああ、もう鼠一匹おらぬ。
商人 なにしろ、食糧の用意もないこの狭い城へ、部落中の札荅蘭人が一度にどっと逃げ込んで、ひと月あまりも立て籠っているのですからなあ――ああ、早く故郷の中都へ帰って、腹一ぱい粟の粥が食いたい。
従者 大きな声では言えませんが、兵隊どもは戦死した仲間の肉を食っておるそうでござりますな。
商人 あっ、また軍が激しくなった。
阿鼻叫喚の声、一時に起る。商人、従者は耳を掩うて突っ伏し、僧侶は天を仰ぎ、「アラ」を唱え、礼拝して無事を祈る。上手の鉄扉を蹴開き、城主札木合の弟台察児、半弓を引っ提げて、出て来る。武士三四人つき従う。すべて城方の参謀、兵士らは、空腹と疲労に生色なく、軍衣は破れ、あるいは頭部に、あるいは腕に繃帯し、血が滲んでいるなど、悪戦苦闘の跡著し。