후리가나로 읽는 일본 고전
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もきちのいちめん
茂吉の一面
宇野 浩二
宇野 浩二의 茂吉の一面(もきちのいちめん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,671자 · 10화면
しかし、この葉書の文句を読んだ時は、私は、いくらか「煽て」に乗ったようであるが、たしか、その年の一月号の「アララギ」に出た、茂吉の「わが体机に押しつくるごとくにしてみだれ心をしづめつつ居り」「息づまるばかりに怒りしわがこころしづまり行けと部屋を閉しつ」などという歌を読んで、短歌でも、こういう現し方があるのか、と感心した事があったので、「僕の小説などは決して「見さくる高峰のやうな」ものではありませんが、却つて先生の殊に最近のお作の短歌こそ「見さくる高峰のやうな」ものでありませう、」と、返事の手紙のなかに書いた。それから、次ぎの「穂庵百穂評も誠に手に入つたものとおもひました、」とあるのを読みかえして、私は、「斎藤さんも「人」が悪いなア、」と思った。それは次ぎに述べるような事が幾度もあったからである。――昭和十年から十五、六年頃までの時分であったろうか、毎年、九月一日が、二科会と美術院の展覧会の招待日であった。しかし、茂吉は、脳病院の院長という重要な職務があったので、いつも、展覧会が開かれている間の随意の日に、見に来たが、来る前の日に、そのころ展覧会会場の近くの上野桜木町に住んでいた私の所に、何時頃に行くと速達の葉書をよこし、その「何時頃」