후리가나로 읽는 일본 고전
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こうやのよびごえ
荒野の呼び声
山本 政喜
山本 政喜의 荒野の呼び声(こうやのよびごえ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 12,368자 · 25화면
しかし一九〇八年九月にはジャックも熱帯性の皮膚病にかかり、オーストラリヤのシドニーの病院に入院したが、治癒がはかばかしくなくて五カ月もたつたので、この旅行はこれで切りあげることにして、スナーク号を売りはらい、三千ドルの金にかえてサン・フランシスコへ帰つてきた。
「私は口には云えないほど疲れている。それで充分の休息をとるために帰国した」と新聞記者にも語り、事実健康をそこねた上に、借金が山ほどかさんでいたので、ジャックの前途は暗かつたが、やがて健康も回復し、仕事にかかつてみるとどしどし進行した。いくつもの短篇を書き、サタデイ・イーヴニング・ポスト誌には次の一年間に十二篇の小説を書く契約を結んだ。しかしこの頃での一番の大作は「燃ゆるデイライト」であろう。これはクロンダイク地方とサン・フランシスコを舞台にとり、クロンダイクで数百万金を稼いだ精力的な若い男バーニン・デイライトが、社会理想に燃えてその富を弊履の如く捨てることを書いた、ややセンチメンタルではあるが、人間の理想性を鼓吹する好箇の長篇小説である。
自分の力がつきたどころではなく、ようやく円熟の時期にはいりかけたのだという自信を得たジャックは、更にチャーミアンが姙娠したという知らせにも有頂天になり、いよいよ最後の夢、余生を送る憩いの家、の実現にとりかかつた