일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

きくちよしょう

菊千代抄

山本 周五郎

山本 周五郎의 菊千代抄(きくちよしょう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 36,178자 · 72화면

아오조라 문고

田でも畑でも、薪伐りにゆくにも必ず三人いっしょだった。……休む暇のない、そのうえ慣れない労働と、貧窮した暮しのために疲れきったふうである。恋仲などというなまめいた話とは縁の遠い姿であった。かれらがいっしょにいるのを見るたびに、巣を逐われた雀の親子が、身を寄せあってじっと寒さを凌いでいるように思え、菊千代はひそかにこう呟いたものだ。

――あの二人は自分たちの恋を悔んでいるのではないだろうか、自分たちの恋のためにお互いを憎むようなことはないだろうか。

その年の秋の或る日。それは稲刈りの時期のことであるが、菊千代がかれらの田の近くを歩いていたとき、竹次といくとが激しくいい諍っているのを見た……菊千代は独りで、森から丘へぬけて、知らない山道を下りて来ると、偶然かれらの田の脇へ出たのである。

――竹次といくだ。

二人の高い声と姿を見てすぐに気がつき、われ知らず道傍の灌木の茂みへ身を隠した。田は道から一段低いので、夫婦の側で正太が泣いているのも見えた。

「あんたは病人じゃないの、病気のときくらいあたしがしたっていいじゃないの、あたしがいくらばかだってもう稲刈りぐらいできますよ」