후리가나로 읽는 일본 고전
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こんにゃくぼん
菎蒻本
泉 鏡花
泉 鏡花의 菎蒻本(こんにゃくぼん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 14,957자 · 30화면
「消した、お前さん。」
内証で舌打。
霜夜に芬と香が立って、薄い煙が濛と立つ。
「車夫。」
「何ですえ。」
「……宿に、桔梗屋と云うのがあるかい、――どこだね。」
「ですから、お供を願いたいんで、へい、直きそこだって旦那、御冥加だ。御祝儀と思召して一つ暖まらしておくんなさいまし、寒くって遣切れませんや。」とわざとらしく、がちがち。
「雲助め。」
と笑いながら、
「市ヶ谷まで雇ったんだ、賃銭は遣るよ、……車は要らない。そのかわり、蝋燭の燃えさしを貰って行く。……」
五
さて酔漢は、山鳥の巣に騒見く、梟という形で、も一度線路を渡越した、宿の中ほどを格子摺れに伸しながら、染色も同じ、桔梗屋、と描いて、風情は過ぎた、月明りの裏打をしたように、横店の電燈が映る、暖簾をさらりと、肩で分けた。よしこことても武蔵野の草に花咲く名所とて、廂の霜も薄化粧、夜半の凄さも狐火に溶けて、情の露となりやせん。
「若い衆、」
「らっしゃい!」
「遊ぶぜ。」
「難有う様で、へい、」と前掛の腰を屈める、揉手の肱に、ピンと刎ねた、博多帯の結目は、赤坂奴の髯と見た。
「振らないのを頼みます。雨具を持たないお客だよ。