후리가나로 읽는 일본 고전
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らくじつのそうごんににる
落日の荘厳に似る
吉川 英治
吉川 英治의 落日の荘厳に似る(らくじつのそうごんににる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 2,613자 · 6화면
いまにして思えば、あれがお別れになってしまった。「こんなところじゃねえ君、つまらんですな」と、しきりに言われて、再会を約したのだが、ついその折もなく今日を見てしまった。残念とおもってみても追いつかない。人は会いたいときにはおこたらずに会い、語りあいたい人とは明日を待たずに語っておくものだ。もうあの一種の嘲風をふくんだサビ声の冗談も、やんわりと気慨をつつんだ慨嘆も聞けない。
日本画壇はこれで一応の一と時代をはっきり過ごした。靫彦氏や青邨氏らの感慨もどれほどかと思いやられる。だが日本美術院の光彩は画史上に永遠な業蹟をたしかにのこした。横山大観氏の死はその点で死を意味しない。偉大な涅槃であり、自然に光芒をひそめて去った落日のようである。
米寿記念のときのテレビは、そのコッピーが保存されたらしく、そのご私もどこかで見たが、あれほど対談中に飲んだかに思われた大観さんが、テレビの画中ではじつに泰然たる座容をすこしもくずしていないのにひきかえて、私の酔った不ざまさは何とも自分で見ていられない恰好だった。しかしその恥をしのんでも、いつかはあのテレビから流れ出る“谷中鶯”をもう一ぺん酔わない耳できいてみたい。